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新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

ヴィクサーレスポーツクラブに関わる全ての皆様に、新年を迎えるにあたりご挨拶申し上げます。

2005年にスタートしたヴィクサーレのクラブ運営は、昨年、干支でいえば一回りを終えて、本年13年目を迎えることになりました。

『沖縄の子供たちの健全育成』、『子供たちが暮らす地域の活性化』という非常にシンプルな理念を掲げ、運営基盤を強固にするため、2006年に任意団体からNPOの法人格を取得しました。そのNPO法人から、昨年9月には、沖縄県より「認定NPO法人」としての資格認定を受けることができました。法人運営の公共性や公益性、会計の透明性などを評価されてのことで、非常に嬉しい成果となりました。ここまでの道のりは平坦なものではありませんでしたが、多くの個人、団体の皆様のご助言とご支援のお蔭と大変感謝しております。

現場では、どうせスポーツをやるならば、“沖縄を引っ張る存在になろう”“地域の出る杭になろう”、それを合言葉に、指導者と子供たちが一生懸命努力してきました。この12年間を振り返れば、合言葉通りに、ヴィクサーレが出る杭となり、地域を引っ張り、沖縄県のために一定の貢献をしてきたという自負を持っても良いのではないかと思っています。今後も、その心意気を変えずに現場活動を行っていくつもりです。

話は変わりますが、昨年の年末に、ジュニアユースとジュニアを中心に保護者の皆さんと意見交換の場を持つことができました。その折、ヴィクサーレというクラブが何を大事にしてきたか、つまり、子供たちへの指導の原点となる考え方についてお話しさせて頂きました。その考え方をここで今一度繰り返したいと思います。

一つ目は、心が身体を動かしているという原理、つまり、心のあり方、気持ちの持ち方が身体の状態に影響を与え、現実を変える力を持つこと、自己の可能性を広げるものであることを伝えていきたいということです。人間ですから、時にはマイナスな心、消極的な心、弱い心を持つことがあるでしょう。しかしながら、それをいつまでも心に留めておいてはいけない。プラスの心、積極的な心、強い心に変えていくこと、その毎日、毎時、毎回の努力を怠らないようにしようということです。氷山の一角という言葉がありますが、子供たちがその氷山の一角を自分の能力と思い込んでいるならば、それは違う。見えないところに、もっと大きな可能性があり、その可能性を引き出すのは、あなたの心の持ち方だということを伝えたいのです。

もう一つは、人間の集団(スポーツではチーム)には、それぞれ役割があり、自己を生かすためには、その役割を理解し、その役割をしっかり果たすこと、そして、その仲間を大事にすることを心がけようということです。人間の出会いというものは実に不思議なもので、そこには自己の意図や意思を超えたものがあると思います。この“縁”としか表現できないもので結ばれた仲間を大事にするという考え方は、自分の人生を実り豊かなものにするものだと確信しています。まずは、自分が毎日接する人間、つまり、家族、学校の先生や仲間、スポーツの指導者やチームメイトを大事にしよう、相手の立場に立ってものを考える思いやりや優しさ、気遣いを表現しようということです。

2017年、男子の現場では、ジュニアもジュニアユースも、県でナンバーワンを目指すだけでなく、その先の九州制覇を念頭に頑張って参ります。

また、昨年度より、リウボウ様、沖縄銀行様、沖縄ファミリーマート様、琉球新報様を筆頭に、多数の地元企業の皆様のご支援を得て、ナビィータトップチームは将来のなでしこリーグ参戦へ向けて第一歩を踏み出しました。日本の女子サッカーは世界のトップレベルに達しておりますが、ナビィータトップチームが沖縄県内の女子サッカーの裾野を広げるだけでなく、日本のトップレベルにいち早く到達できるように、精一杯の努力をして参ります。

『不易流行』。本年は不変の方針を貫きながらも、時代の変化に着実に対応していかなければなりません。そのために、クラブ理事と保護者の皆様とのコミュニケーションの機会を増やし、両者が運命共同体として協力していく体制を築いていく所存です。

本年も、皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

                             2017年元旦

認定NPO法人ヴィクサーレスポーツクラブ

理事長  加藤 久

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